2014年9月20日 読売巨人vs横浜DeNA (横須賀) の感想
今日は大変嬉しい事がありましたので先に結論から書きますが、僕が多村二世の逸材と見込む渡邊雄貴選手がサヨナラタイムリーを打って勝利しました。9回裏2アウト満塁1点ビハインドの場面で巨人の香月投手を相手に10球くらい粘って粘って、最後はレフト線に2点タイムリーでヒーローになりました。
今思えば、僕がこのブログを作ろうとしたのも、7月上旬の楽天戦で渡邊雄貴選手が2打席連続ホームランを打ったのがあまりに嬉しく、この喜びを全世界にぶちまけたいが為に急遽思いつきでこのブログを作ったという成り行きがありました。今年もこれまで一度も一軍に上がれませんでしたが、来年こそはベイスターズ(一軍)の主砲としてチームを引っ張る存在になるに違いない!と、応援していきたいと思います。
それでは今日のスタメンからご紹介します。
ベイスターズが山下投手、巨人が平良投手の両先発です。僕がまた性懲りもなくモタモタと球場にやってきて、あまりの混雑に併設駐車場に停められず、夏島通り追浜駅方面のコインパーキングまで行くことになりました。そのせいでスタンドに辿り着いたのが試合開始15分後くらいの2回表巨人の攻撃中でした。ちょうど球場のすぐそばまで来た所で「○○選手ホームランでございます♪」のウグイス嬢の声が聞こえてきてウキウキしたのですが、あいにくと打ったのは巨人の実松選手でした。
2回表の到着の時点で2-0で負けていて山下投手の被安打も5を数えていました。今日はいつもと違ってバックネット裏どころからボールもよく見えないくらい遠い場所から試合を見始めたもので(後で移動しましたが)山下投手のコントロールとか高低の程がいまいちよくわからなかったのですが、結局5回まで投げて被安打10の3失点と、褒められる内容ではありませんでした。
巨人の平良投手は沖縄出身の高卒ルーキーです。過去に一度リリーフで投げるのを見た覚えがありますが、今日は先発で登板し、山下投手ほどではないものの、こちらもダラダラとよくヒットを打たれて6回途中4失点で降板となりました。高校時代もそれほどハードな場面で投げてきていないらしく、体力的にもまだまだこれからという存在なのだと思います。この経験を来季の飛躍に結びつけてもらえればと思います。
ベイスターズ打線は1番を打つ乙坂選手がライトにライナーで運ぶホームランを放ちました。乙坂選手のホームランはライナー性のものが多い印象があるのですが、今日はいつにも増して美しい弾道を描き、スタンド後方のネットまで打球の勢いが衰えない強烈なライナーでした。
守備面では昨日に引き続き桑原選手がセカンドでスタメン出場しました。今年から外野手登録に変更されたので今年から外野にコンバートされたと思われている人も多いようですが、桑原選手はルーキーの頃から外野とセカンドショートでまんべんなく起用されてきましたので、今年から初めて外野を守る人でもないですし、今日もセカンドで出場するも途中から外野の守備に移っています。僕の考えとしてはあちこちたらい回しにしてしまうと守備力がどっちつかずになる恐れがあるので、内野外野どちらか一本に絞って一流の守備力を身につけてもらうべきでは?と考えています。ただ、今日も内外野ともそつなく守りました。
その他では中村ノリ選手がサードのスタメンで出場しました。DHで出場することが非常に多いのですが、今日はDHを多村選手に譲りました。多村選手は二軍に落ちてから守備につくところを全く見ていないのですが、まだ足の具合が万全ではないという事でしょうか。そのせいかどうかわかりませんが、打球の伸びもイマイチでした。ホームラン性の外野フライを2本打ったものの、2本ともフェンス前でお辞儀してしまいました。
巨人打線は、キューバから政府認定助っ人選手として来日した第一号のセベダ選手が昨日今日とスタメン出場しました。DHですので空いた時間は熱心に素振りをするなどして過ごしていましたが、まだ日本のピッチャーの攻め方についていっていないようで、今日もチャンスでファールフライを打ち上げる場面が目につきました。
あとは昨日自打球で故障退場した中井選手が元気にスタメン出場していました。後が無い立場なだけに必死で食らいついているのでしょう。
ベイスターズ投手陣は6回からいつもの継投が始まりました。6回は小林寛投手が無難に抑え、7回は大田阿斗里選手が先頭打者にフォアボールを与えるなどしてピンチを作るも後続をダブルプレーに仕留めて無失点、8回ソト選手はファームに置いておくのが本当に惜しい素晴らしいピッチングで3者凡退で切り抜け、9回ソーサ選手が2つフォアボールとエンドラン成功のヒットで自滅気味に満塁のランナーを溜め、松本哲也選手に逆転タイムリーを浴びて2失点となりました。
1軍は外国人枠の都合があるので仕方がない事ですが、ソト選手は来年も契約してもらいたいなぁと思います。あくまでピッチャーを見る目に乏しい僕の全くアテにできない提案ですが、来季はソト選手を抑えの切り札として1年起用してもらえないだろうかと考えています。
巨人の継投は6回途中に先発の平良投手が捕まったため左腕の阿南投手にスイッチし、8回はかつての希望枠入団福田投手が1イニングを無失点、9回は昨日から連投の土田投手がヒットとフォアボールで満塁のピンチを招いた所で、やはり昨日から連投の香月投手にスイッチ。香月対途中出場の渡邊雄貴選手で10球くらいの熾烈な粘りあいが繰り広げられるも、最後は渡邊雄貴選手がレフトの左をライナーで破るサヨナラタイムリーヒットを放ってジ・エンド、と相成りました。
9回表のソーサ選手の炎上でいやなムードにはなりましたが、その裏の最後の攻撃で、順位確定後の消化試合らしからぬ、勝ちに飢えた男達が必死に喰らいつくようにしてサヨナラ勝利をもぎ取りました。僕は9回表で試合が終わるものと決めてかかってトイレにいくのを我慢していたのですが、渡邊雄貴選手が必死にカットしまくって粘っている頃にはトイレの事などすっかり忘れて、僕も選手になったような気分で必死に見守っていました。サヨナラヒットを打った渡邊雄貴選手ももちろんですが、そこにつないだ加藤選手や飛雄馬選手も、本当に立派に熱いプレーを見せてくれたと思います。本当にナイスゲームでした。
さて、横須賀スタジアムの試合も残す所あと2試合となりました。そのうち1試合は明日のデーゲーム、最後の1試合は来週末の土曜日となります。野球の季節が終わるともぬけの殻みたいになってしまう野球ファンも少なく無いと思いますが、無事に越冬して来季に挑むためにも、ぜひ最後の2試合を球場で楽しんで、そして英気を養っていただきたいと思います。
読売巨人5-6x横浜DeNA
勝:ソーサ
敗:土田
本塁打:実松、乙坂
以上
■余談コーナー
今日の横須賀スタジアムは大変な盛況ぶりで、久しぶりに外野席が開放されました。僕は途中まで立ち見をしていたのですが、折角の機会なので外野の芝生席に行ってみることにしました。
外野で野球を見るのは乙坂選手率いる横浜高校の試合を保土ヶ谷球場で見た時以来で新鮮に感じられたのはいいのですが、外野はプロ仕様ではなく、目線が低いので、とても見づらかったです。おまけに近くにいた熱烈なファンが二軍の応援団のリードを無視して1軍の応援歌を熱唱し続けていて、なんだかその身勝手さに無性に腹が立ってきたので、外野席から内野に戻ることに決めました。郷に入れば郷に従えができないのは残念です。
もう一つ、今日はよこすかカレーゲームと銘打って開催されたのですが、僕が球場に到着した頃には既にココイチ以外全て売り切れとなっていて、結局またいつものビーフカレーを食べることになりました。僕の他にも食べそびれて残念がっている人がものすごく大勢いましたので、今後は巨人戦とかぶせるときはもうちょっと仕込みを多めに作ってもらえないものだろうかと思いました。
余談も以上です。