ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

2014年9月19日 読売巨人vs横浜DeNA (平塚) の感想

 半月ぶりのファームの試合を見に行ってきました。シーズン中はだいたい1週間に1試合くらいのペースで球場に行きますので、ここまで間が開くとものすごく久しぶりな感覚になります。その間に1軍の試合を1試合観に行っているのにそれは脳内ではノーカウント扱いのようです。

 そして、せっかく久しぶりの試合なのにいつも通りモタモタして平塚球場に到着したのは18時過ぎ、おまけにいつもの駐車場が満車で停められず公園を半周回った向う側にある少し遠めの駐車場を利用するはめになりました。そうこうしているうちにスタンドまで辿り着いた頃には試合は3回表の巨人の攻撃中、バッターは松本哲也選手という場面でした。

 そんなわけで今日のスタメンはこのようになっています。巨人の先発は何年か前のドラ1松本投手、ベイスターズは育成ルーキーの砂田投手です。

 まず砂田投手についてです。もう既に何試合か先発しているようですが、僕が生で見るのは初めてです。ベイスターズが獲得する日本人育成投手は結構な確率で支配下登録されていますので、首脳陣はこの砂田投手もそう遠くない時期の支配下登録を念頭に置いているのではないか。そんな風に考えながら見ていました。

 あいにく3回裏から降板した6回裏までのピッチングしか見ておりませんが、回を追うごとに球速が増してきて、6回裏のセベタ選手に相対した時に本日MAXであろう142キロを計測しました。平塚球場のスピードガンは3~5キロくらい渋いのではないかと思いますので、スタミナはそれなりにあるんだろうと思います。

 コントロールもそれほど悪くはありませんが、これといった目に留まるような変化球が見当たりませんでした。これが今後の課題でしょうか。6回までで被安打5くらいの無失点で切り抜けています。

 巨人の松本投手は、今日はコントロールに苦しみ、3回からだけで4~5個くらいは四死球を出していたのではないでしょうか。それに被安打も4~5本打たれているので結構な数のランナーを背負ったわけですが、今日のベイスターズ打線はチャンスでタイムリーを打ってはいけないサインでも出ていたようで、ベイスターズ打線に助けられまくって無失点で切り抜けました。

 さて、ベイスターズ打線についてですが、今日はとにかくもどかしい限りでした。3回に球場についた時点で確か3安打無得点とスコアボードに表示されていて、そこから毎回のようにランナーを出して頻繁に得点圏に進めるのに、ものの見事に無得点でイニングを終えました。飛雄馬選手のファーストライナーで1塁ランナー井手選手が飛び出してライナーゲッツーとか、1アウト13塁で関根選手が打ったボテボテのピッチャーゴロで3塁ランナー内村選手が挟まれてアウトとか、中堅ベテランクラスのまずい走塁も目につきました。

 最終回は1アウトから我らの渡邊雄貴選手が起死回生の右中間2ベースを放って同点のチャンスを作るも、後続がアッサリ倒れて、結局は完封リレーをプレゼントして差し上げることとなりました。

 ちなみに一つ余談ですが、6回位で途中出場を予定していた渡邊雄貴選手と背番号90番がベンチ前でキャッチボールを始めました。「あれ?もしかして試合中にも関わらず大村監督直々に渡邊雄貴選手とキャッチボール?」と実に珍しい場面に色めきだった僕でしたが、その背番号90番の正体はユニフォームを忘れた赤堀選手、でした。ユニフォームを忘れて別の人から借りて出てくる選手はたまにいますが、よりによって監督から借りるとは、赤堀選手は大物だなぁと感心しました。

 次にリリーフ陣についてですが、7回から萬谷投手が登板して2イニングを投げました。最初の回は140キロ台後半のストレートをビシビシ投げて「なんでファームに落とした!」と憤りを覚えたほどでしたが、7回2アウトから坂口選手に左中間スタンドにズドンと放り込まれ、8回は電池が切れたかのようにフラフラになりながらピンチを招きながらなんとか無失点で切り抜けました。「なんでファームに落とした!」という憤りは瞬く間に消え失せ、これはやむを得ないと考えを改めました。

 9回は平田投手。結局ルーキー3人でリレーをすることになりました。スピードガンをよく見ていなかったので球速は記憶していませんが、それなりに抑えたと思います。

 巨人のリリーフは8回香月投手9回土田投手が投げ、ふたりともランナーを出しながら、なんとかかんとか抑えているという印象でした。ベイスターズ打線が普段の調子なら簡単に打ち崩せそうな様子にも見えたのですが、普段の調子ではないので無失点で済みました。

 うろ覚えなので恐縮ですが、確か巨人のファームは14連敗くらいし続けている途中ではなかったかと思います。そのせいか、いつもの巨人ファームなら試合の中盤で野手の交代を頻繁に行う所が、今日は自打球で途中退場した中井選手以外は野手の皆さんフル出場してらっしゃいました。

 その意地の采配がついに実ったということでしょうか。僕が将来いいバッターになるだろうと見ている坂口選手のパワーを活かした一発で、いよいよ連敗をストップさせる事ができたのだと思います。おめでとうございます。

 また、今シーズンの平塚球場の試合は今日が最後という事もあって平日にもかかわらずとても大勢のお客さんで賑わいました。おかげでうどん屋さんは早々に店じまいをしていて、今年のラストうどんを食べそびれました。それは明日以降の横須賀スタジアム海軍カレーを食べて悔しさを晴らそうと思います。

 大好きな平塚球場としばらくお別れするのは寂しいですが、また来年もたくさん足を運びたいと思います。see you again 平塚球場

読売巨人1-0横浜DeNA

勝:松本竜

敗:萬谷

本塁打:坂口

以上