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ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

藤井秀悟投手に復活の日は訪れるのか?

 ほんの数日前にリリースされたこのニュースがベイスターズ界隈を賑わせました。

DeNA藤井、高田GMに起用法説明求めた…開幕から2軍暮らし

http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2014/07/21/kiji/K20140721008603170.html

 藤井投手は今季も開幕からファームの先発ローテで投げ続けていますので僕も何度か登板するのを見ましたが、なんとも評しようのない、評価が難しい内容の試合が多かったように思います。5月末の楽天戦では初回先頭から7連打を浴びるなど2回10失点KOという無残なピッチングを晒した事もありましたので、とても「1軍で見たい!」と口にできる雰囲気ではないのが正直な所です。

 ただし、これが藤井投手の難しい所なのです。今年のこれまでの防御率は5.44ですが、例の10失点した試合を除けば3.45程度にまで落ち着くのです。ちなみに1軍で7勝・防御率3.75をマークした2012年のファームでの防御率は3.46でしたので、例の10失点さえなければ、2012年よりも今年のほうが若干数字が良くなっている位なのです。

 2012年は飛ばない統一球のシーズンですので一律で比較するのは難しいですが、全くもって1軍に呼べない状態では無い、かもしれないのです。

 さて、今シーズンの藤井投手のピッチングは、120キロ台のストレートと90キロ台のゆるい変化球を織り交ぜるような内容です。スピードガンのある平塚球場で見た時の球速がそれくらいだったというだけで横須賀スタジアムではもう少し球速が出ていたかもしれませんが、いずれにせよプロではかなり球速が遅い部類のピッチャーです。

 この遅いボールで思い出すのが、かつて阪急や阪神で活躍した「星の王子様」こと星野伸之投手です。

 阪急やオリックスの時代に川崎球場で何度か生で見た覚えがありますが、小学生の目から見ても本当に球の遅いピッチャーでした。当時僕が所属していた少年野球チームの1歳年上のピッチャーをやっている先輩が速球王というボール(※1)で109キロを出した事もありましたし、なんでこんな遅い球でプロのピッチャーが務まるのだろうかと不思議でなりませんでした。

※ 速球王とは?

 ボールの表面に小さなボタンと液晶画面、内部にセンサーが仕込まれていて、ボールをリリースする瞬間にボタンを指から離し、ミットで捕球した衝撃までの時差で球速を計測するツール。テレビコマーシャルも流され、昭和末期の野球少年は皆羨望の眼差しを向けた魅惑のアイテムである。

 ただこの時代は両翼90メートルそこそこしかない狭い球場ばかりでしたし、西武秋山・清原・デストラーデ近鉄ブライアント・オグリビー、ダイエー門田、日ハムウインタース、ロッテディアズといった大砲揃いの強力打線を向こうに回してあれだけの成績を残されたわけで、あの時代に通用するなら、広い球場全盛時代の藤井投手がやってやれない事も無いだろう、という期待が無いわけでもないのです。

 さらに言えば、藤井投手はなんだかんだ昨年6勝、一昨年7勝とベイスターズ投手陣では非常に安定して数字を残したピッチャーでもありますので、今年のようにノーチャンスでファームに幽閉されたままというのは、それはそれで藤井投手が気の毒ではないか?という感想も持ちます。

 中畑1軍監督の投手起用を見ていますと、もしかすると球の速いピッチャーがお好みなのかな?という感じがします。昨年富田投手が支配下登録された時も球の速さを評価していましたし、今春のキャンプでも北方悠誠投手の球の速さをべた褒めしていたのが思い出されます。国吉投手や加賀美投手に何度もチャンスを与えるのも、彼らが速球派だからなのかな?と見ることも出来るのではないでしょうか。

 また、逆にベテランで球速がそれほどでもない三浦投手や藤井投手が春のキャンプから厳しいコメントを送られ続けるのを見ると、やはり球の速さがお気に召されないのかな?と穿った見方をしてしまうのです。

 球の速さ云々はあくまで僕の穿ち過ぎだとは思いますが、さはさりながら、1軍の先発ピッチャーに事足りているとは到底言えませんので、なんとか藤井投手に1度や2度くらい先発のチャンスを与えてあげて欲しいものだなと考えている次第です。

以上