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ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

トレードの思い出話

 今日はソフトバンクとヤクルトとの間で複数人数のトレードが成立したと発表がありました。

 どちらかと言えばソフトバンクの側にネームバリューの大きさみたいなものを感じますが、それはともかく、今月末のトレード・支配下登録期限を前に、いよいよ時が来たなという実感がします。

 ファームを中心に見ていますと、色んな意味で当落線上のギリギリでしのぎを削っている選手が多い事もあって、この7月末のトレード・支配下登録期限と、10月1日の戦力外一斉通告の日が近づいてくるに連れて、何やら不穏なと言いましょうか、どうにも落ち着かなくなってくるのです。

 それはさておき、トレードと聞いてひとつ思い出したことを書きたいと思います。それは、吉見祐治選手がロッテに金銭トレードされた時のことです。

 吉見祐治選手のロッテへのトレードは、まずはスポーツ新聞の紙上で第一報が報じられました。そして、何の因果か、その日は横須賀スタジアム湘南シーレックスとロッテの試合が組まれておりました。これは見ない訳にはいかないと、僕は横須賀スタジアムに向かいました。

 おぼろげながら覚えていることとしては、試合はルーキーの眞下選手や安斉選手や筒香選手の活躍もあって勝利しました。

 吉見選手は監督の粋な計らいでリリーフ登板し、2イニングを投げました。バックネット裏には美人な女性が2人と吉見選手のレプリカユニフォームを身にまとった小さな子供が居て、吉見選手が登板した際には女性のうち1名の目に涙が浮かび、子供は大きな声で「おとーさーん!」と一生懸命黄色い声援を送っていました。たぶんこの人達が吉見選手のご家族なんだろうというのは一目でわかりましたし、こちらももらい泣きを禁じえませんでした。

 やがて試合が終わり、シーレックスが勝利しましたのでヒーローの眞下選手安斉選手筒香選手が揃ってインタビューに現れました。ここで淡々とインタビューが行われるかと思いきや、ルーキーの筒香選手が調子に乗って「ロッテに行っても頑張ります!」というシャレにならない一言を発して、球場中がお通夜のようなムードになりました。インタビュアーがケチャップさんだったかどうかまでは記憶していませんが、とにかくここで筒香選手のイメージがガタ落ちしたのだけは確かでした。

 そして、ヒーロー3名のインタビューが終わり、ついにこの時が訪れました。吉見選手がグラウンドに現れ、挨拶が始まったのです。

 ただし、この時点でまだ球団から正式な発表が行われていませんでした。ですからインタビュアーさんが妙に奥歯に物が挟まったような物言いで吉見選手を呼び出し、吉見選手は終始苦笑いを浮かべながら、「ロッテにトレードすることになりました。…あっ、ロッテというか…某チームに行くことになりました(汗)」そんなような感じの、ある意味吉見選手らしい最後の挨拶が行われ、そしてシーレックスの有志一同による胴上げが行われ、その日が終わりました。

 後で聞いた話としては、開幕前にロッテにトレードされた那須野選手の具合が思わしくなく、ロッテ球団からベイスターズにクレームのようなものがつき、その穴埋めのような形で吉見選手が放出されたというのです。本当か嘘かはわかりませんが、春のキャンプでは尾花新監督に期待されて投手会長にまで任命されたというのに、どうしてこんな短期間で急転直下でトレードされてしまったのか。残念でなりませんでした。

 百歩譲ってトレードで良いとしても、どうしてDH制のパ・リーグに出したのだ!という憤りもありました。彼の魅力の半分はバッティングですから、これでは楽しみが半減するではないかと腹が立ったのです。

 今日ソフトバンクからヤクルトにトレードされることになった新垣選手からは交流戦で猛打賞をマークした事もある因縁の相手でもありますが、これでウエスタン・リーグ仲間からセリーグ仲間になったという事で、いつの日か新垣投手と吉見投手の熾烈な打撃戦、いや投手戦が繰り広げられることを楽しみにお待ちしたいと思っております。

以上